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253 C ゴミ拾いカラス ソール バランチカのソールは、アツィルトのスラム街に暮らす薄汚れた少年だ。売れそうなゴミを拾って日銭を稼いでおり、町の皆に煙たがられている。 サトウテン
254 B ドブネズミ少年 ソール 「カラスとでもドブネズミとでも好きに呼べよ! オレは、じいちゃんとばあちゃんの暮らしを 楽にできんだったら、なんだってするんだ!」 サトウテン
255 A 短剣使い少年 ソール ある日、ソールはゴミ捨て場で美しく輝く一本の短剣を見つけた。高く売れると喜んだが、売人に売った後、それを盗み出して密かに持ち返った。 サトウテン
261 S 中秋の名月 ソール 「なんだか不思議だな。こうやって月を見てると 月の向こうから、同じように誰かに見られてる 気分になる。へへ……、なんだかいい夜だな」 サトウテン
256 S 我流剣術少年 ソール 初めて剣を手にしたソールは、夢中になって剣の修行に励んだ。剣を強く振ると全身が熱くなり、忘れていた幼少期の記憶が微かに蘇るのだった。 サトウテン
257 SS 負け知らず剣士 ソール 幼少期、ソールは敵の手によって連れ去られた。その後スラム街に逃げ落ちたが、自分が正統なるアツィルト王子であることを、本人は知らない。 サトウテン
258 S3 王宮の志願兵 ソール やがて剣のウデを磨いたソールは、志願兵としてアツィルト城に戻った。そして、同い年の少年、現王子リューンを初めてその目で見たのだった。 サトウテン
259 S4 王子の親衛隊 ソール リューンの任命により、ソールは王子の親衛隊に配属された。普段から大人に囲まれている二人は自然と打ち解け、すぐに仲のよい友達になった。 サトウテン
260 S5 夜の太陽 ソール ソールは1度だけ、剣王を目にしたことがある。その雄姿と、隣を歩くリューンの気高さに見とれこの親子のために尽くせることを心から誇った。 サトウテン
780 S6 王の血筋 ソール かくしてソールは敬愛する王子を守り、その命を落とした。それを皮肉な結末と呼ぶ者もあろう。だが彼は己の信念に従った人生に満足していた。 サトウテン
262 C カゴの鳥 リリエ バランチカのリリエは、貴族の家に生まれ育った夢見がちな少女だ。天気のいい日には、一日中、窓の外の青い空を眺めて、空想にふけっている。 サトウテン
263 B 甘えん坊少女 リリエ 「リリエは、この世界で、クレンお兄様のことが いちばん大好き! だけど、お兄様はどうして あんな野蛮なお友達と過ごしたがるんだろう」 サトウテン
264 A 天然剣士 リリエ ある日、留守番をしていたリリエは、兄の部屋に置かれた一本の剣を持ち上げてみた。剣は重く、振れはしなかったが、強い胸の高鳴りを感じた。 サトウテン
265 S 桃色剣士 リリエ 幼い頃から身体が弱かったリリエなので、最初に王立騎士団に入ると言い出した時は、誰もそれを信用しなかった。彼女は毎日剣の修行に励んだ。 サトウテン
270 S 七夕浴衣デート? リリエ 「ねえねえ、そんなにモジモジされたら、なんか 私の方が恥ずかしくなるよ? いつもみたいに 威張ってて大丈夫。全然恥ずかしくないから」 サトウテン
266 SS 桜の剣士 リリエ つぼみの桜が一夜にして満開に咲き誇るように、リリエもいつしか、その身に秘めた剣の才能を開花させていた。彼女は騎士団の一員となった。 サトウテン
267 S3 花鳥風月春爛漫 リリエ リリエは幼い頃からアイセのことが嫌いだった。兄を奪う不良と思っていた。だが、変わり果てたアイセを見て、秘めた想いにようやく気づいた。 サトウテン
268 S4 春嵐に飛び立つ リリエ それは終わりの見えない戦いだったが、リリエは彼の世話を続けた。正気をなくしたアイセに幾度傷つけられても、リリエは決して諦めなかった。 サトウテン
269 S5 サクラサク リリエ リリエの献身は、いつしかアイセの心を溶かし、正気を取り戻させた。二人は互いの姿を見た時、互いがかけがえのない存在であることを知った。 サトウテン
781 S6 花嵐 リリエ リリエは、永遠の氷までツバメのように翔けた。クレンに聞いてほしいことが、たくさんあった。何より、クレンのあの優しい声が聴きたかった。 サトウテン
271 C はぐれ鳥 アイセ 剣の異界アツィルトには、バランチカと呼ばれる武を重んじる種族が暮らしている。青年アイセは素行が悪く、スラムでケンカを繰り返す日々だ。 サトウテン
272 B 無鉄砲青年 アイセ 「兄貴はガキの頃から、実に色んなことを俺に 教えてくれたさ。剣の使い方、身の守り方…… それと、人を信じることの意味のなさとかな」 サトウテン
273 A 無謀剣士 アイセ アイセの兄のイヴは、アツィルト王立騎士団の団長を務める。兄を憎み、スラムに入り浸る彼を剣の道へと戻したのは、幼馴染のクレンだった。 サトウテン
274 S 蛮勇剣士 アイセ やがて兄のいる王立騎士団に入団したアイセは、クレンと共に若きエースと呼ばれるまでになる。武勲を焦る二人は、何度も命の危険に晒された。 サトウテン
279 S 七夕浴衣デート? アイセ 「バ、バカ! 近くを歩くんじゃねえってのに! こんなとこスラムの連中……、いや、クレンに 見られたら、俺ぁなんて言やいいんだよ……」 サトウテン
275 SS 赤の剣士 アイセ 赤の剣士の異名を得たアイセは、盟友のクレンと杖の異界侵攻の小隊長に任命され活躍を見せた。だが深入りから退路を断たれ、敵に捕縛される。 サトウテン
276 S3 血の剣士 アイセ 数日後、アイセは生きてアツィルトに帰った。だが、それから彼は血に飢えた猛禽類のように、戦場で残酷な殺戮を繰り返すようになった……。 サトウテン
277 S4 真紅の虜囚 アイセ 魔女王により精神を侵す呪術を受けたアイセは、朦朧とする意識の中で、自分の呪いを解くためにすべてを投げ打つ親友の妹、リリエの姿を見た。 サトウテン
278 S5 蘇りし赤の剣士 アイセ アイセは、人を信じる心を失っていた。しかし、いつでも献身的で、誰かを救うために生きているリリエのことならば信じたい。……そう思えた。 サトウテン
782 S6 紅蓮の光 アイセ 親友に、その妹に、そして兄に。救われ、何かを託されて、アイセは今日まで生きてきた。この先何が起きても彼の翼は決して折れることはない。 サトウテン
280 C 鳴かない鳥 クレン バランチカのクレンは、貴族生まれの物静かな青年だ。父と母によく従い妹にも優しい彼だが、仲のいい幼馴染は、地域で一番の悪ガキだった。 サトウテン
281 B 無口な青年 クレン 「……幼なかった頃、病弱だった僕は毎日窓から 外を見ていた。そんな僕にとって……、自由に 跳ね回る少年、アイセはヒーローだったんだ」 サトウテン
282 A 寡黙剣士 クレン スラムで悪の道に落ちかけたアイセの肩を掴み、クレンは全身を震わせて泣いた。その姿を見て、アイセはクレンと共に剣士になることを誓った。 サトウテン
288 S (追加アート) クレン 123456789012345678901212345678901234567890121234567890123456789012 v2
283 S 冷徹剣士 クレン 共に王立騎士団に入り、先に頭角を現したのは、アイセよりもクレンだった。青年になった彼は、自分でも気づかぬうちに才能を開花させていた。 サトウテン
284 SS 青の剣士 クレン 青の剣士の異名を得たクレンは、盟友のアイセと杖の異界侵攻の小隊長に任命された。功を焦った二人は、退路を断たれ敵に捕縛されてしまった。 サトウテン
285 S3 氷の剣士 クレン 捕らわれたクレンは、杖の異界ブリアーの北方にそびえる永遠の氷の中に、その身を閉ざされた。彼の命運はここに尽きたと、誰もがそう思った。 サトウテン
286 S4 群青の虜囚 クレン アイセを助けたいと願う気持ちが、クレンに力を与えた。クレンは氷の檻を破壊すると、アイセを救出隊に託し、自らは魔女王の手中へと堕ちた。 サトウテン
287 S5 覚醒せし青の剣士 クレン 心を操られたクレンは夢を見た。リリエと親友が家族となり、幸福に暮らす夢。それが叶うならば自分の人生にも意味はあったと静かに微笑んだ。 サトウテン
783 S6 蒼穹の影 クレン 一生に一度だけ誰かのヒーローになりたかった。親友のように力強く、誰かを守り導く男に……。地に墜ちていく青い鳥は、最期に笑い、散った。 サトウテン
289 C 行き倒れ猫 ミルシュカ 獣人のミルシュカは、空腹で行き倒れたところをアツィルト兵に捕まり、死罪寸前の状態だった。だが、王子リューンの慈悲で仕事を与えられた。 黒檀きつねん
290 B きまぐれ猫 ミルシュカ 「他国の旅の剣士に城の仕事を与えるだなんて、 リューン王子は甘すぎニャ。お師匠様のように 優しくも用心深くあらねばダメなんニャ~?」 黒檀きつねん
291 A 双剣修業キャット ミルシュカ ミルシュカは、故郷アッシャーでサリムという銀狐剣士から剣術を習っていた。だが、サリムは突如失踪し、彼女はこの国まで探しに来たのだ。 黒檀きつねん
292 S 二刀流キャット ミルシュカ 毎日のように王子の悪口を言うミルシュカだが、恩義は感じていた。日々二刀流の剣技を磨いて、ついにリューン王子親衛隊の一人に名を連ねた。 黒檀きつねん
297 S 謹賀新年! ミルシュカ 「みんな~、新年あけましておっめでとニャ~! アチは今年、絶対ジャックポット当てるニャ! みんなも今年は、もっと欲にまみれろニャ?」 黒檀きつねん
293 SS にゃんこ親衛隊 ミルシュカ 親衛隊の一員となったミルシュカは師匠サリムとようやく再会を果たした。彼は、ひたすら王子の悪態をつくミルシュカを見て微笑むだけだった。 黒檀きつねん
294 S3 天月剣聖猫 ミルシュカ ある日、リューン王子の様子がいつもと違うのにミルシュカは気づいた。それは、新たに親衛隊に入隊した一人の少年のせいと彼女は感じていた。 黒檀きつねん
295 S4 快刀 ミルシュカ ミルシュカは新たに親衛隊に入った少年のことを調べ上げた。そして、彼こそが真の王子だと悟りリューン王子の背負う宿命の重さに瞳が潤んだ。 黒檀きつねん
296 S5 にゃん豪 ミルシュカ ミルシュカはかつて、非道な空賊の一味だった。生きるために望まぬ悪事を働く彼女を救ったのはサリムが描く太刀筋の、総毛立つ美しさだった。 黒檀きつねん
784 S6 猫かわいがられ系 ミルシュカ サリムの太刀筋は、ミルシュカを斬るときすらも迷いがなく美しかった。おせっかいな自分らしいすこしまぬけな死に様だとミルシュカは思った。 黒檀きつねん
298 C メカおじさん ゴンドラ バランチカのゴンドラは、王立騎士団に所属する筋骨隆々の戦士だ。騎士団に入る前は機械技師をしており、メカいじりが何よりも大好きだった。 サトウテン
299 B マニアック整備工 ゴンドラ 「機能のみを追求した結果生まれた武骨な造形、 歯車から立ち昇る機械油の匂い……。それらに 囲まれてるだけで、オレぁ最高に幸せだぜえ」 サトウテン
300 A からくり剣士 ゴンドラ ある日、ゴンドラは戦場で左腕を肩から失った。彼は機械仕掛けの義手を付けた。最初は違和感があったが、すぐ元の腕より強力な武器となった。 サトウテン
301 S 機械仕掛け剣士 ゴンドラ ゴンドラは身体の部位を自ら切り落とし、そこに機械のパーツを付けていった。全身が少しずつ機械化されていくにつれ、彼は誇らしく笑った。 サトウテン
306 S 父の日 ゴンドラ 「ゴンドラ叔父さんのメカニカル、すっげえ~! 本当に羽ばたいて空を飛ぶんだ!」「お前ら! だから、それはオモチャじゃねえってのに!」 サトウテン
302 SS 精密殺戮兵器 ゴンドラ ゴンドラは、ついに頭以外の全身を機械仕掛けにしてしまった。機械の身体を使い、戦場で数々の武勲を上げた彼は、精密殺戮兵器と恐れられた。 サトウテン
303 S3 最終兵器 ゴンドラ やがて、ゴンドラは機械室に籠るようになった。彼の目的は誰も知らない。だが、時折彼の笑いが漏れ聞こえると誰もが嫌な予感にさいなまれた。 サトウテン
304 S4 魔改造紳士 ゴンドラ ある日、甥たちが両親の戦死の報を持ってきた。ゴンドラは甥たちを抱きしめようと手を広げたが血の通わぬ機械の腕を見て、その手を下ろした。 サトウテン
305 S5 錆びついたココロ ゴンドラ ある頃から、騎士団には機械兵が増えていった。自ら志願してゴンドラに改造を施された若者達はどこか虚ろな目つきで最新の武器を振り回した。 サトウテン
785 S6 兵器の見る夢 ゴンドラ 最強の機械兵団に対峙したのは老いた男だった。攻防の末、老兵のナイフはゴンドラを仕留めた。相討ちで勘弁しておくれ、と老兵は言い残した。 サトウテン
307 C 渡り鳥 ブリギッテ バランチカのブリギッテは、アツィルト城下町で小さな孤児院を営むシスターだ。ここに来る前は旅をしていたが、昔のことはほとんど話さない。 サトウテン
308 B 孤児院のシスター ブリギッテ 「人生には色々なことがあるけど、ひとつひとつ 乗り越えていけば笑える日だってあるものよ。 私は子供たちの顔を見られれば、毎日幸せよ」 サトウテン
309 A 怒りに燃える尼 ブリギッテ ある日、ブリギッテの孤児院は戦火に巻き込まれ焼失した。彼女は、焼け焦げた子供たちの小さな躯を腕に抱き、何も言わず怒りの炎に包まれた。 サトウテン
310 S 女傭兵 ブリギッテ 修道服を脱ぎ捨て、ブリギッテは傭兵となった。戦場での活躍ぶりは男をもはるかに凌ぐもので、たちまち王立騎士団から声がかかるほどだった。 サトウテン
311 SS 騎士団最強の傭兵 ブリギッテ 傭兵として王立騎士団に雇われたブリギッテは、敵国の兵士と見れば、容赦なく惨殺していった。彼女には子供を殺す者を許さない理由があった。 サトウテン
312 S3 戦場に咲く赤い花 ブリギッテ ブリギッテには、自分の子供を戦火により失った過去がある。心の砕け散った彼女は、旅するうち我が子の魂の救済のため、尼になったのだった。 サトウテン
313 S4 薔薇の献花 ブリギッテ 聖杯の異界より石兵が攻め入ったと連絡を受け、ブリギッテは街へ飛んだ。「殺した生徒を返せ」石兵を操る少女の言葉で、彼女は全てを悟った。 サトウテン
314 S5 無口な薔薇 ブリギッテ 目の前にいる少女は、同じ痛みを味わったのだ。ブリギッテは、暴走する少女を抱きしめていた。そして、自ら選んだ復讐の運命を心から嘆いた。 サトウテン
786 S6 血染めの花束 ブリギッテ 復讐の道に身を投じることで、新たな戦いが起き新たな犠牲者が出る。無論、子供達も含まれる。連鎖を断たなければならないと、彼女は知った。 サトウテン
316 C 羊飼い ダヴィデ バランチカのダヴィデは、アツィルトの辺境にて羊飼いをしている青年だ。マントのフードを常に目深にかぶり、人を避けるように暮らしている。 サトウテン
317 B 世捨て人 ダヴィデ 「おや……? こんな所に人が来るとは珍しい。 私は、ただの羊飼いです。俗世との関わりは 捨てた者。用がないのならば、お帰り下さい」 サトウテン
318 A 英雄になった少年 ダヴィデ 少年時代、巨人ゴリアテが村に襲来した時、神の加護を受けた少年ダヴィデは、投石によりこれを打ち倒した。少年は、一夜にして英雄となった。 サトウテン
319 S 伝説上の英雄 ダヴィデ 英雄ダヴィデは王立騎士団に加わり、後の時代に伝説となる数々の武勲を上げた。だが、ある日、戦場で恐怖の雄たけびを上げ、消えてしまった。 サトウテン
320 SS 託宣の戦士 ダヴィデ 「あの時、戦場で神の声が聞こえた。お前に力を 授けたのは、さように人を殺すためではない。 自ら死をもって、その報いを受けよ……、と」 サトウテン
321 S3 乱世の救世主 ダヴィデ 死の恐怖に怯え、戦場から逃げたダヴィデだが、数年の後、何の前触れもなく戦場に戻ってきた。それは、まるで死の運命に導かれるように……。 サトウテン
322 S4 傀儡の英雄 ダヴィデ ダヴィデは、王立騎士団のセフィールを訪ねた。彼女はダヴィデの話を聞き、思いを打ち明けた。我々が信ずる声は、真に神の声だったのか、と。 サトウテン
323 S5 翻弄されし英雄 ダヴィデ セフィールに会って以来、ダヴィデは戦う意味を考えるようになった。そんなある日、城に敵軍が侵入したと報を受け、彼は急いで城へ向かった。 サトウテン
787 S6 天使の人形 ダヴィデ 血塗られた城で、またも命を欲する神の声を聞きダヴィデは叫んだ。そして真実にたどり着いた。自分に語りかけていたのは、悪魔だったのだと。 サトウテン
325 C 流浪の狐 サリム 獣人のサリムは、硬貨の異界アッシャーから来たキツネの面で顔を隠した流浪の剣士だ。風変りな風貌が人目を引くが、物静かで喧騒を好まない。 黒檀きつねん
326 B さすらい稲荷 サリム 「我が故郷での騒がしい日々を懐かしく想う日も ありますが、誰もが己の剣一本で高みを目指す この国の空気が、私には合っているようです」 黒檀きつねん
327 A 用心棒の野狐 サリム 王立騎士団は通常バランチカしか所属できない。だが、サリムは入団試験にて50連勝を果たし、獣人としては異例となる正式入団が認められた。 黒檀きつねん
678 S アルカナナイト! サリム 「今日まで、己の運命を人の腕に委ねたことなど 一度としてない。ナイトなどは柄にもないが、 悪くないものだ……。愛されるということは」 黒檀きつねん
328 S 異国の指南役 サリム サリムは、故郷アッシャーで剣の指南役を務め、多数の弟子に教えていた。今も騎士団にて剣の指南役を務め、女性ファンの数もかなりのもの。 黒檀きつねん
333 S エイプリルフール スリム 「お館様であり親友でもあるアマルバドルは私に こう言う。心頭滅却すれば痛みは消え去ると。 ましてや空腹如き、私のような武士には……」 黒檀きつねん
329 SS サムライ銀狐 サリム サリムは浮雲のように一人で放浪する癖があり、真夜中にどこかへ行くことがあった。問われると夜風に当たっていたと、静かに微笑むのだった。 黒檀きつねん
330 S3 復讐の妖狐 サリム 親に捨てられたサリムは、前座長に拾われ現座長アマルバドルの兄として育った。彼は恩人である前座長を殺したアツィルトを、仇と思っている。 黒檀きつねん
331 S4 般若の面 サリム 敵の懐中に潜み機会を待ち続けたサリムだったがある月の夜、王立騎士団のブリアー出陣によって手薄となった城内で彼の暗殺作戦は動き始めた。 黒檀きつねん
332 S5 最強刺客 サリム 夕闇の中、人影が一つ、また一つと崩れ落ちる。あの方が到着するまでに、一人でも多くを殺す。揺るがぬ信念を胸に、彼は凶刃を振るい続けた。 黒檀きつねん
788 S6 羅刹鬼 サリム 一人斬るたび、サリムは故郷を思いだしていた。身代わりに死んだ兄、新しい家族、そして主……この夜を超えれば平和が来る。そう信じていた。 黒檀きつねん
334 C メガネ男 マルクハルト バランチカのマルクハルトは、天才的頭脳を持つアツィルトでもっとも有名な、メガネの青年だ。王立騎士団の参謀として、能力を発揮している。 サトウテン
335 B 秀才青年 マルクハルト 「戦略などというものは、所詮はただの絵空事。 肝心なのは、実行する者たちの力量であって、 そこを見誤れば、無残な死が待つだけですよ」 サトウテン
336 A インテリ剣士 マルクハルト マルクハルトの周りには、いつも彼を慕う人々の輪ができていた。彼は冷静沈着な容姿に似合わず人を笑わせるのが好きで、部下に慕われていた。 サトウテン
342 S メガネの日 マルクハルト 「言うまでもないことだが、10月1日と言えば 当然メガネの日だな? この日のために……、 俺は念願のホワイトマスクを手に入れたぞ!」 サトウテン
337 S IQ剣士 マルクハルト マルクハルトのやり方は、味方の犠牲を最小限に敵を殲滅する戦略で、強行型の鬼団長イヴとは正反対だったが、最強の組み合わせでもあった。 サトウテン
338 SS 軍事参謀剣士 マルクハルト 軍事参謀としてイヴを支えるマルクハルトだが、軍学校時代は主席を修め、剣の腕も確かだった。参謀にしとくにゃ惜しいと、イヴはよく笑った。 サトウテン
339 S3 最高司令官 マルクハルト 自らの手腕と知略で出世したマルクハルトだが、軍に加わったのには、ある一つの狙いがあった。メガネの奥に光る企みを知る者は、誰もいない。 サトウテン
340 S4 軍師 マルクハルト マルクハルトは、その眼鏡を通して、時折過去の悲しい思い出の世界を見つめていることがある。それは今の名を名乗る前の、悲しき記憶の旅だ。 サトウテン
341 S5 元帥 マルクハルト マルクハルト───。この名には、かつて戦火で命を落とした幼き友人の名が刻まれている。彼は必ず戦争をなくすと死に際の彼女に誓っていた。 サトウテン
789 S6 埋伏の毒 マルクハルト 救出作戦の日、イヴは致命傷を負って帰還した。「死ぬな!」叫ぶマルクハルトにイヴは応えた。「お前がバカな計画を捨てるんなら生きてやる」 サトウテン
343 C 一兵卒の女 セフィール バランチカのセフィールは王立騎士団に所属する女騎士だ。厳格な祖母の方針でこの道に進んだが自分の生き方について、常に迷いの中にあった。 サトウテン
344 B 無名の女兵 セフィール 「取り柄のないお前が人の役に立つには、戦場に 行くしかない。祖母は何度もそう言いました。 言い返す言葉はないですよ……真実ですから」 サトウテン
345 A 選ばれた兵士 セフィール ある日、セフィールは戦場で死を覚悟した瞬間、神の声を聞いた。神託を受けた彼女は、ここから自分の人生が始まるのだと胸の高鳴りを感じた。 サトウテン
346 S 守護を受けし騎兵 セフィール 神が彼女に与えた使命とは、戦場で死んだ兵士の魂を天界へ送り届けることだ。使命を果たす時、セフィールは神の守護を受け、不死身となる。 サトウテン
347 SS 神託の騎士 セフィール セフィールは神託の騎士と呼ばれ、騎士団の中で特別な存在となった。元から従順な性格の彼女は神の使命を果たすために、毎日血を浴び続けた。 サトウテン
348 S3 散るために咲く花 セフィール 毎日仲間の血を浴びるうち、彼女の精神は日毎に病んでいった。そして、神が与えたこの使命が死ぬまで続くことを、セフィールは悟っていた。 サトウテン
349 S4 偽りの聖者 セフィール ある日、セフィールは気づいてしまった。自分の聞く神の声が血を欲する存在であることに……。もう手遅れだった。彼女は後戻りできなかった。 サトウテン
350 S5 供物となった女 セフィール 彼女の翼は、日に日に輝き始めた。それを天使の証と言う者もいたがセフィールは恐ろしかった。自分という存在が消え去ってゆく。そう思えた。 サトウテン
790 S6 真実を知る者 セフィール 託宣の騎士ダヴィデが訪ねてきた時、神の正体を問う彼に、セフィールは答えた。「神はいない」それは彼女と剣王だけが知る世界の真実だった。 サトウテン
352 C ガサツな男 イヴ バランチカのイヴはアツィルト王立騎士団団長を務める大男だ。危険を顧みずに敵陣に攻め込み、敵を一瞬のうちに制圧するやり方で名を上げた。 サトウテン
353 B 無鉄砲な男 イヴ 「戦場に出りゃ、誰だって臆病風が吹くもんさ。 だが、そんなことは敵さんだって同じなんだ。 度胸で勝てねえ戦いなら、最初から勝てねえ」 サトウテン
354 A 鬼団長 イヴ イヴは自分でも団長は向かないと思っていたが、彼を団長に任命したのは剣王ジークフレオンだ。イヴの無謀で強引な戦術の、良き理解者だった。 サトウテン
355 S 無謀な鬼団長 イヴ ある時、参謀のマルクハルトが、イヴに訊ねた。「お前には、何か人間らしい弱点はないのか?」イヴは笑いながらこう答えた。「あるわけねえ」 サトウテン
356 SS 勇敢な騎士団長 イヴ かつて、イヴはアツィルトの田舎に住んでいたが暁戦争時にアッシャーの飛行帆船の空爆を受け、弟アイセの手を引いて、命からがら逃げ伸びた。 サトウテン
357 S3 鬼神 イヴ ある頃から、命がけで助けたはずの弟のアイセにイヴはひどく冷たく当たるようになった。やがて彼は志願兵となり、弟を捨て家を出てしまった。 サトウテン
358 S4 将軍 イヴ イヴには諍いの果てに騎士団長を殺してしまった過去がある。それは剣王の弟であり、イヴは死を覚悟をして自首したが、剣王は高笑いで許した。 サトウテン
359 S5 修羅 イヴ 剣王は力ある者を求め、イヴはその志に応えた。力による救済こそが、戦いをなくす道と信じた。弟を戦から遠ざけたのは、彼の最後の情だった。 サトウテン
791 S6 優しき兄貴 イヴ 王城に向かう彼の腹から、血が滴り落ちていた。ブリアーからの撤退時、魔女王を食い止めた彼は代償として癒えることない傷を与えられていた。 サトウテン
361 C 心優しき王子 リューン バランチカのリューンは、剣の異界アツィルトの王子である。力の弱い子供や老人を大切にする心優しき王子は、誰よりも国民に愛されていた。 サトウテン
362 B 天衣無縫な王子 リューン 「父上は国のために戦っているのですから、民に 接し、その声に耳を傾けるのは僕の務めです。 僕はまだ未熟者ですけど、せめてこれくらい」 サトウテン
363 A 月を見る王子 リューン かつてアツィルトの城から王子が連れ去られた。王子はついに還らず、跡取りとして孤児の中から選び出された一人の少年……それがリューンだ。 サトウテン
364 S 時の先を見る王子 リューン 剣王ジークフレオンの養子となったリューンだが父親との間におよそ親子らしい交流はなかった。だがリューンは父のことを心から尊敬していた。 サトウテン
369 S 中秋の名月 リューン 「僕はまだ若いですが……、不思議なものです。 月を見ていると、過ぎ去った時間が懐かしさを 連れてくるのです。夏はもう去ったのですね」 サトウテン
365 SS 剣の王子 リューン ある日リューンのお人好しに呆れたミルシュカが「もっと欲にまみれろにゃ!」と叱った。するとリューンは「僕にだって欲はあるさ」と笑った。 サトウテン
366 S3 月光王 リューン リューンは、その日配置された一人の新米兵士の顔を見て、言葉を失った。その少年は、父である剣王の深い光を湛えた瞳と同じ目を持っていた。 サトウテン
367 S4 野心継ぐ者 リューン ソールから独特な風格を感じるたび、リューンは自分には王の才覚がないのだと絶望に襲われた。だが彼は決して王子の座を譲ろうとしなかった。 サトウテン
368 S5 昼の月 リューン リューンは数年前まで、若き貴族マルクハルトが建てた孤児院で暮らしていた。剣王の養子候補に選ばれた時、彼は驚いたが、すぐに話を受けた。 サトウテン
792 S6 王たる資格 リューン ソールの死、父の死、そしてアツィルトの未来。すべてがリューンの肩に重くのしかかってきた。これが自分に与えられた罰だ。彼は悟っていた。 サトウテン
370 C アツィルト王 ジークフレオン 10年前に開戦され3年前に休戦した暁戦争は、剣の王ジークフレオンによって火蓋が切られた。今に続く憎しみ合いの端緒を、彼は作ったのだ。 サトウテン
371 B 覇王 ジークフレオン 剣の王ジークフレオンは、命令以外の言葉を口にすることがほとんどない。なので彼が何のために戦い続けるのか、心の内を知る者は誰もいない。 サトウテン
372 A 剣王 ジークフレオン 剣王ジークフレオンは、自ら最前線に出て敵勢と剣を交えることを好んだ。戦い方は容赦がなく、姿を見た者は、味方さえ震え上がるほどだった。 サトウテン
373 S 野心の剣王 ジークフレオン 王子が敵国にさらわれた時も、ジークフレオンは感情を表わさなかった。ただ王子を略取したのが聖杯の異界と知ると彼は微かに口角を歪ませた。 サトウテン
378 S 父の日 ジークフレオン ある日、リューンは父に剣の稽古を頼み込んだが父は何も返事をしなかった。勢いで挑みかかるとジークフレオンは少し微笑み、剣を受け止めた。 サトウテン
374 SS 片翼の荒鷲王 ジークフレオン リューンが父に戦う理由を聞くと、彼は答えた。「戦いは戦いを呼び、憎しみは憎しみを呼ぶ。俺はその憎しみの果てをこの目で見たいだけだ」 サトウテン
375 S3 太陽王 ジークフレオン 父の言葉の真意を理解できなかったリューンだがある時、すべてを悟った。父は戦い尽くすことですべての戦いを終わらせようとしているのだと。 サトウテン
376 S4 剣の神 ジークフレオン ジークフレオンの右翼は、アッシャーとの戦いではぎ取られ失われた。だが彼にとっては、翼も、兵も、民でさえ、取るに足らない不要なものだ。 サトウテン
377 S5 落日王 ジークフレオン 剣の王家には、ある予言詩が語り継がれてきた。『暁に戦ありし時、偽りの女神が降りて、虚空に 天の扉を開く。我ら肉を捨て、世界とならん』 サトウテン
793 S6 掌中の陽 ジークフレオン 虎の遺児との死闘の末、彼は膝から崩れ落ちた。憎しみの果てとして、これ以上なき末路だった。「暁の役割もこれで終えた」最期に王は笑った。 サトウテン